10/10)旅先で出会ったかわいい彼女との初体験、寝取られそして別れのエッチ体験談

1/10)旅先で出会ったかわいい彼女との初体験、寝取られそして別れのエッチ体験談 1話目/全10話

智子との事は、俺にとって傷になっており、結婚など考えられない状況だった。
見合い話は幾つかあったが、会う気にもなれなかった。
智子と築き上げたあれだけの日々を、他の女性と共有する事は、できないと思った。
俺は、帰国の挨拶をあちこちにした。
先に出てきた牧師にも、俺は挨拶しに行った。
彼を知れば知るほど、俺は彼を尊敬した。
年齢は俺よりだいぶ上だったが、言葉と経験に嘘が無い人だった。


色々話に花が咲いた後、彼は俺におもむろに
「ところで、君は結婚をどうするつもりなの?」
俺は、Mちゃん、Sさん、智子との事など包み隠さず話し、
結婚は当分考えられない旨伝えた。
「そう、君の言うことは分かるけど、実はとても良い娘さんがいるんだ。
私は、祈っている時彼女と君の事が浮かんでならないのだよ。
運命だと思って、一つ君、彼女と会ってみないか?」
俺は、彼の顔を潰してもいけないし、運命と言う言葉に引かれ、彼女と会う事にした。
妻との出会いだった。
牧師の家で、俺達は会った。会ってびっくりしたのは、彼女の顔だった。
真ん丸顔に、八重歯が大きく、化粧をほとんどしていない。
すぐに赤くなるのが彼女だった。
眼鏡をかけているが、それは牛乳瓶の底のようだった。
おまけにチビで胴長短足。
身長は俺より大分低いのに、座高はそれほど変わらなかった。
写真はすでに見ていたが、これほどまでとは思っていなかった。
俺が今まで付き合ったMちゃん、Sさん、明美、智子は皆可愛かったり、顔立ちが整っていた。
スタイルもよく、連れて歩くのに恥ずかしくない子達だったのだが、彼女は全く違う。
牧師は席を外し、俺達は二人だけで延々語り合った。
彼女の生い立ちを聞いて、考え方を聞いて、俺の話も聞いてもらった。
彼女は6人兄弟の長女だった。父親は牧師。
男兄弟は、後に高校教師、1人は言語学者になる。
俺達は最初から、突っ込んだ話をした。
時々、牧師の奥さんが俺達にお茶を持ってきてくれたり、
お菓子を運んでくれたが、それ以外は二人切り。
俺達は午前10時から、午後5時まで語り続けた。
俺は、彼女の聡明さに驚いていた。何より、俺の話をきちんと聞き、内容を的確に捉えることに驚いた。
また、俺も彼女の話を聞き、精一杯理解しようとした。
別れる時、「もう一度お会いできますか?」
「ええ・・・」彼女は微笑んで頷いた。
彼女を送った後、俺は教会に戻った。
「どうだった?」牧師に聞かれた俺は、
「よく分かりませんが、もう一度お会いできたらと思っています」
「そうか」と彼はにこにこほほ笑みながら、
「私が保証するよ。君にとって最高の女性だ。彼女と結婚したらどうか?」
俺は笑って、「保証するといっても、どうやって保証するのですか?
トラブルが起こったら、どうします?」
彼は笑って、「俺に文句を言われても困る。
文句があるなら、俺にそのことを示した神様に文句を言ってくれ」
俺は大笑いした。が、実はその時彼女との結婚を俺は決意したのだった。
ああでもない、こうでもないと考えて、逡巡する事に俺は飽きていた。
そこから何も生まれはしない。
どうでもあれ、清水の舞台から飛び降りるような気持ちであったとしても、進む事が大切な時もある。
俺は、一度会ったきりで妻と結婚する事を心に決めていた。
実は、妻も同じ気持ちだった事を後で聞いた。
俺のことを、彼は貴方に最適の人だと妻に話していたのだった。
俺達は、彼を信じて見ず知らずの相手と結婚することにしたのだった。
そして、俺達の信頼は裏切られなかった。
俺達は見合い結婚ということになるのだろうか。
恋愛花盛りだけど、見合いとはそんなに悪いものだろうか?
俺はそうは思わない。
俺の場合も、牧師が妻の家庭のことや、妻が幼い時からの育ちを見ていたため、
妻以上に妻のことをある面把握していた。
だから信頼できたとも言える。
俺は高二の長女を見ていてつくづく思う。女は化ける、と。
家の中での姿と、外での姿が全然違うのだ。
外では、実に物分かりの良い可愛い優秀な子を演じる娘。
しかし、家の中では・・・・
弟である長男などは、その変化ぶりが許せないと息巻いている。
何れにせよ、恋愛でその女性の本当の姿を見ぬくのは、
時間をかけないと難しいのかもしれない。
その点、見合いはある程度分かり合った上で両者が会う。
紹介者が信頼できる人であることが一番大切だが、
そうであれば見合いは悪くないと思う。
その後、妻とは2回デートした。個性的な妻の顔は、俺にはもう気にならなくなっていた。
というよりも、不思議だが可愛く思えてきたのだった。
世間の諺で、ブスは三日見れば慣れるというが本当だ。
実は、顔よりもっともっと大切なものが沢山あるのが結婚生活だ。
色々話したが、話は、結婚後の生活設計の所にまで進んだ。
俺からの特別なプロポーズの言葉はなかった。
「このまま行きましょうか?」「そうですね」
強いて上げれば、こんな感じだろうか。
今思うと不思議だが、お互い結婚は当然のものとして話を進めていた。
善は急げだ。俺達は牧師に結婚する旨伝え、祝福してもらった。
大切なことは、一気呵成に事を進めることだと俺は思った。
迷ってはいけない。戸惑ってはいけない。
俺は両親に妻を会わせ、「俺はこの人と結婚する事に決めたから」で押し切った。
幸いに両親は、反対しなかった。
弟は全く関知しない所で話が進んだ。
俺は妻の両親に会い、結婚の承諾を貰った。
牧師から話が行っていたので、結論は早かった。
それから俺の両親を紹介し、両家の和やかな雰囲気を確認した後、
その日のうちに俺は妻を入籍した。
そして次の週には結婚式に臨んだ。
俺達が初めて会ってから、3週目で入籍、ひと月後には結婚式だった。
このテンポの早さに両親は少々戸惑ったようだったが、
俺達のするがままにさせてくれた。
妻の両親は、牧師である関係上、そういったことには無頓着で、
俺達のスケジュールに合わせてくれた。
結婚式の3日前に、俺は弟に電話した。
弟は開いた口がふさがらないといった風情だった。
弟は、紀子と別れていた。どういう経過があったのかは、分からない。
聞いてもいない。
後に弟は、東証一部上場企業の副社長の娘と結婚する。
弟は結婚式に、研修を休んで駆けつけてくれた。
弟は会社の上司に「兄の結婚式ですので、明後日は休ませて下さい」と伝えても、
信じてもらえなかったという。
「君の兄さんは、親から勘当されているのか?」「そんなところです」
ようやく許してもらえたという。
式の当日妻を見て、俺を見た弟は、
モーニング姿の俺の胸を拳でどんと叩いて、ニヤリとした。
俺もニヤリとし、妻は微笑んだ。
このニヤリの深い意味は、妻には分からなかったようだが、
何か深いものがあるということだけは分かったとのこと。
智子が彼氏とすぐ結婚したわけは、私が妻とすぐに結婚したのと
同じ理由だと思います。
妻との結婚の時は、私は両親に迷う余裕を与えませんでした。
智子の時は折れたが、今度は絶対に折れないという気迫を持って、
私は両親に迫りましたし、両親もその雰囲気を察していました。
また、妻は経歴上も健康上も、両親が反対する理由を見いだせませんでした。
経験すれば分かります。
忘れたいが故に、直に彼と、彼女と結婚する。お互いに愛し愛されている二人なのですから、
結婚に何の問題もありません。ただ、迷ったり逡巡したりするのが怖いのです。
結婚式は牧師の教会でだった。
披露宴も教会で。費用は実費数万円のみだった。
信者さん達の心がこもった手作りの料理で俺達は祝われた。
妻は処女だった。
その時まで、俺は妻と一度牧師の前で握手しただけで、手を握ってもいなかった。
俺達は、小さなアパートで結ばれた。
新婚旅行はなかった。
土曜日に結婚し、日曜日に牧師の教会に出席し、結婚のお礼と報告をし、
俺は月曜日から仕事に入った。
新婚家庭は小さなアパートから始まった。
家具は何も揃えていなかった。
あっという間の結婚だったので、何もない状態からのスタートだった。
俺の持ち物は、智子の部屋で使っていた小さな机、本、武具、服。
妻はもう少し物を持っていたが、それでも6畳四畳半二間の小さなアパートが広く感じられた。
そう、冷蔵庫もなかった。
発泡スチロールの箱に、ビニールに入れた氷を入れて冷蔵庫の代わりにした。
洗濯は、お隣の洗濯機を借りて、小物はたらいで洗った。
テレビ、ラジオもなかった。
何も物はなかったが、俺達は幸福だった。
その後、俺達は5人の子宝にも恵まれ、平穏な人生を歩んできている。
夫婦仲は、波風が立つこともほとんど無く、とても良いと思っている。
家庭生活で気を付けているのは、お互いに礼儀正しくすること、
相手の話をよく聞くこと、決して相手を追い詰めないことだ。
言葉を変えれば、許し合うこと。
それともう一つ、絶対浮気しないこと。
俺はこれが信頼関係の根本ではないかと思っている。
先日、俺は家族全員を連れて女神湖に行った。
以前は何もない所だったが、今度行った女神湖は以前より開けていた。
美しい緑の山々、木々、小鳥のさえずり、湖畔をわたる涼しい風。
オデッセイに7人乗り、俺は女神湖周辺を走り、
智子との出会いの場所を見つけた。
何の変哲もない湖畔だ。
家族は俺がこんな場所に車を止めたことに少々文句を言ったが、
俺は「俺達の原点なんだ。ここは」とだけ伝えた。
子供達を思い思いに遊ばせ、俺は1人で感慨にふけっていた。
俺はここで智子に話しかけたのだった。
「写真を撮ってあげましょうか?」智子は、ニッコリ笑って頷いた。
そこには敬子もいた。
もし、あの時合宿の勉強疲れで女神湖に気分転換に来なかったら、
ここに来る時間が5分ずれていたら、
智子達に声をかけていなかったら、
妻も子ども達もいなかったはずだ。
そうだ。あの一瞬が俺達の運命を分けたのだった。
俺はその不思議さを思った。
その時突然、俺は激しい感情の波に襲われた。
淋しさ・悲しさ・後悔とも愛おしさともつかない複雑な感情が腹から突き上げ、
目に涙が溢れてきた。
もう戻ることの無い青春時代、俺達は真剣に生きた。
真剣ながらも、その未熟さ、青臭さの故に相手を傷つけてしまうことが多かった。
今の俺なら、ああはしなかった、こうはしなかった・・・・
しかし、時はもう戻らない。俺は1人涙をぬぐった。
智子、今どうしているのか・・・・
長く続いた書き込みも、いよいよ終わりになった。
俺は妻とどちらかが死ぬまで添い遂げることになるだろうと思う。
共に暮らした平凡な、18年の歳月。しかし、俺はその重さを感じている。
Sさんから始まった初体験、
Mちゃんとの恋愛、失恋。
俺が初めて接する売春婦の明美。そして智子。
楽しかった記憶、辛かった思い出、あの時、あの時の俺の決断。
何れの決断も、別の決断をしていたなら、今の俺は無い。
妻も、子供達も、別人だったろう。
考えても、詮の無いことかもしれない。それでも思う。
俺がMちゃんと、智子と一緒になっていたら、どういう人生を歩んでいるだろうか、と。
今以上に幸福だったろうか、と。
考えても仕方ないことだが、俺は願う。
俺と関係を持った一人一人が今、幸福であって欲しいと。
確認する術が無いのが、余計悲しい。
ただ、祈り願うだけだ。
2ちゃんに連載を始めたのが5月7日だった。
それから3ヶ月間、文字数にして14万語以上の書き込みが続いた。
俺の青春時代の、結婚に至るまでの女性経験のほとんどを書いたことになる。
この他の女性関係も幾つかあるにはあるが、
定かには思い出せないもの、海外のものくらいだ。
ただ俺の場合、名も知らぬ方々に対してだが、
記録を残せただけでも、読んでいただきご支援を戴けただけでも幸せなのかも知れない。
長い間ご覧くださいました皆様、ご支援どうも有り難うございました。
皆様方のご健勝をお祈り申し上げ、筆を置かせていただきます。